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着物で『ブラック・スワン』

アカデミー賞受賞作『ブラック・スワン』を観に行ってきました。

同じくアカデミー賞(脚本賞など)を受賞した『英国王のスピーチ』は、4月の初旬くらいに観たような・・・。
あの頃は震災の影響で、まだまだ落ち着いて映画を楽しむどころではなかったような気がします。
『SP(革命編)』よりは前だったと思うんですが、どうも記憶がぼやけているんですよね~。

ブラックスワン

今回の『ブラック・スワン』は公開前からちょっと楽しみだったので、張り切って着物で行ってきました。
今日は6月1日・・・衣替えして、今日から単衣の1ヶ月が始まりますしね。
写真を撮る場所は無かったので、帰宅してからの写真になりますが、今日のコーデは↓こんな感じ。

ポリ縞単衣鳥夏帯1

雨が降るかもということで、ポリの単衣です。
写真に撮ると地味っぽく写りますが、もうちょっと明るい紫色の縞柄なんですよ。
ポリ縞単衣着物鳥夏帯2

そして、今日のコーデの主役は、このカラフルな鳥さんが刺繍された夏帯。
アンティークで短くて、ちょっと無地部分にシミがあったりするんですが、あまりにカワイイ鳥さんなので買ってしまいました。
お値段も・・・超破格でしたからね~。
『ブラック・スワン』なので、白鳥の帯でもあれば面白いんですが、さすがにそこまでは無理でした。

さてさて、ここから先は映画の感想です。
また観てない方もおられると思うので、できるだけネタばれは無しで。
あらすじなども、いろんな所に書かれているので、あえて書きません。

全体的な感想としては、「面白かった!」と言えるんですが、決して「楽しい」と感じられるような映画ではありません。
「怖い」&「痛い」の連続で、主人公のニナ(ナタリー・ポートマン)がどんどん精神的に追いつめられていく様が、これでもか!という感じで描かれています。
美しいバレエの舞台を観に行くような感覚で、この映画を観ると・・・多分、ショックを受けるんじゃないかと。
この映画は心理スリラーというジャンルだそうで、つまりはハラハラ・ドキドキを味わうための映画なわけです。
そういう観点からすると、まさに堂々たるアカデミー賞作品。
最初から最後まで、心臓に悪い映画なのでした。

バレエを観るのも大好きなので、過去に何度か観に行きましたけれどもね。
その中にはこの映画で取り上げられている「白鳥の湖」もあったんですが、私が観たのは、白鳥女王オデット姫の呪いがとけて、「めでたし、めでたし」で終わるハッピーエンドパターンでした。
この映画の中の「白鳥の湖」は、黒鳥オディールに愛する王子を奪われたオデット姫が、絶望して命を絶ってしまうという悲劇のストーリー。
原典は悲劇で終わっているそうで、ハッピーエンドパターンは、ソ連中心に広まったそうです。
そういえば、私が観たのもロシアのボリショイ・バレエ団の「白鳥の湖」でした。

↑こういう悲劇の「白鳥の湖」のプリマの座を射止めた主人公ニナは、白鳥は完璧に踊れるものの、黒鳥に関しては「ぶっちゃけ色気足りないから!」とか言われて、もがき苦しむわけです。
舞台監督役のヴァンサン・カッセルが、エロオヤジでね~。
(ちなみに、この人の奥様は、イタリアの至宝モニカ・ベルッチ様! 大好きです~♪
 モニカ様の艶やかさに比べたら、誰だって色気ナッシングになるよなぁ・・・と心の中でつぶやきました)

ニナの母親が、また過保護で怖~い人なんですが、娘の育て方に問題ありまくりだろう・・・と思いました。
主役を完璧に演じなければ!という重圧と、母からのプレッシャーで、ニナの精神状態はボロボロになっていくわけですが。
ハラハラ、ドキドキしながら、私は心の中で何度も思いました。
(・・・早く、病院に行った方がいいよ)と。
そのくらい、主役のナタリー・ポートマンの演技は素晴らしかったんですけれどね。

あと、女同士のキスシーンとか、セクシャルでショッキングなシーンとか沢山出てくるので、確かに「R-15」かなあと思いました。
バレエ好きな小学生の女の子とか、観るには早いかも?
っていうか、見せられない?

まあしかし、この映画の主人公ニナが踊った「白鳥の湖」を、できることなら観客として観たかったな~。
あれだけ迫力ある黒鳥なら、きっと一生の記憶に残ると思うんですよね。
映画館を出た後、久しぶりにバレエを観に行きたいなあと思いました。

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