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薪能 「葵上」

昨日行われた「武田の杜 薪能」、日が暮れると、ますます雰囲気が出てきました。
今回のメインは「葵上」という演目ですが、趣向を凝らして、蝋燭能にされたそうなのです。

和蝋燭が舞台上に置かれていて、妖しさ満点!
ヒュ~、ドロドロと怨霊が現れそうな感じで、それだけで盛り上がってしまいました。

ちなみにこの和蝋燭、どんなに強風が吹いても消えないんですよ。
時々、木々がザワザワするぐらいの突風が吹いていたんですが、それでもちゃんと点火しているのが凄いと思いました。

蝋燭能

さて、「葵上」ですが、白い小袖で葵上が表現されるって前に書きましたが、この日は鮮やかな朱色の小袖が置かれました。
なるほど・・・舞台によって違うんですね。
ちょうど舞台正面の階段の前くらいに小袖が置かれ、それが病に伏せっている葵上として表現されます。

物語の展開としては、前半・後半に分かれています。
前半は、病床に伏した葵上の病を怪しんだ大臣が、物の怪のしわざ(←平安時代ですから)ではないかと疑い、巫女さんを呼びます。
この巫女さん、恐山のイタコみたいな存在なんですが、病気の原因が「六条御息所の生き霊」であると明らかにします。
ここで、その「六条御息所の生き霊」が登場するんですが・・・。

蝋燭の効果といいましょうか、何だか怖いんですね~。
美しい衣裳をまとった六条御息所・・・面はおそらく泥眼だろうなあ。
「泥眼」という女面は、目に金泥が塗ってあるので、光を反射してちょっと怖い雰囲気になるんですよね。
さらに、装束の一番下には、着物や帯の柄にも使われている三角の鱗模様の衣裳。
能の場合、この三角の鱗模様をまとっている人は、怨霊とか物の怪ということになります。
なので、美しい姿をしていても、正体は生き霊だな~と、観客は理解できるわけです。

ゆっくりと登場した生き霊は、ひたすら恨み言を語ります。
昔、あんな事をされた、こんな事があった・・・などなど。
(↑この辺は、ちょっと眠くなりそうな場面)
ところが、語るうちに、だんだん恨みを抑えられなくなり、六条御息所は恋敵の葵上を地獄へ連れて行こうとするのです。
プライドと憎悪の狭間で葛藤するシーンは、緊張感がありました。
ここら辺になると、だんだん「出るぞ、出るぞ・・・」と見ている側も目が離せなくなってきます。

その後、慌てた大臣は、祈祷僧を呼んで、生き霊を追い払おうとします。
ここからが後半、数珠を持った僧侶と生き霊のバトルシーンです。

本性を現した生き霊は、角を生やした鬼となって再登場しますが、ここでは有名な「般若」の面が使われます。
「般若」というのは女面なのですが、二本の長い角を生やした鬼の顔になるのは、女性だけなんですね。
男性が鬼になっても、「般若」にはなりません。

薪能・蝋燭能なだけに、般若は本当に迫力がありました。
やはり目に金泥が塗ってあるので、きっと睨むと、きらーんと光るんですよね。
後半に入った時、最初に着ていた衣を頭の上に被っているんですが、顔を上げると「鬼が出た!」というような演出になっています。
この場面は、見ているだけでワクワクします。
そして、この日は風が強かったため、夜になって黒くなった周りの木々がザワザワ揺れるんです。
それが自然の音響効果になっていて、怖さを倍増させるという感じ。
屋内の能楽堂では、こういう風の音や、時々聞こえてくる鳥の声というのは無しなので、まさに薪能ならではの楽しみだなあと思いました。

そんなわけで、久しぶりに観た薪能、初めての「葵上」ですが、楽しめました。
豪華な能装束も、今まで以上に興味を持って見ることができましたし、紋付き袴姿の男性はとても凛々しく見えるものだなあと感じました。
皆さん、姿勢が良いんですよね~。
すっと背筋が伸びていて、所作には無駄が無くて。
仕舞&謡曲のお稽古をやりたいと、改めて思いました。

ガストにて

でも、終わったのが8時くらいなので、かなりお腹が空きました。
主人に迎えに来てもらって、近場のガストで食事をして帰りました。
(食べたのは、「美食アカデミー」で取り上げられていたミートソーススパゲティ)
寒さに耐えつつの薪能になったので、かなりお疲れモードです。

着物で薪能の注意点としては、薪能に使われていた篝火からもうもうと煙が立ち上り、頭上から灰が降ってきたりしてました。
帰ったら、髪に煙の匂いが染みついていたので、着物もきっと・・・という感じです。
なので、着物で薪能を観に行かれる方は、舞台に近いお席だと、灰や煙を被る可能性があるのでご注意ください。

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コメント

あゆさん、おはようございます。


フア~!!想像しただけでも、しびれますね~。

 薪能、詳しくご説明していただき、私までその場でお能を見ているような気分になりました。能舞台と夜、蝋燭の明かり、風と木々のざわめき、今回の演目にぴったりの環境、迫力ありますね。
 源氏物語も有名なお話でわかりやすいし、メチャメチャその世界に入り込めた感じですね。一度、本物の能楽堂で見てみたいものです。

  ところで、このお着物とってもお似合いで素敵です。大胆な柄だけど、色合いがシックで上品で華がある、周りの方からも注目されたのではありませんか?
 帯も演目の葵柄とあっては通の通コーデでテンションあがりますね。

 外はやはり、煙や風やほこりのようなものに注意しなければいけないんですね。つけさげは止めて正解でしたね。
有名な神社でないとお能はやってないでしょうね、貴重な体験ですね。私もいつか見たいです。ご紹介ありがとうございました。
 

ムーコさんへ

こんばんは。コメントありがとうございます。

私の超テキトーな説明で雰囲気を味わっていただければ嬉しいです(笑)。
秋田は、「まほろば唐松薪能公演」というのが大仙市というところであって、毎年6月に行われているようですよ。
今年は6月5日に行われるようです。

http://www.city.daisen.akita.jp/content/daisen_kanko/06saizi/06month/01takigi/noukouen.html

お近くかどうかは分かりませんけれど。
面白そうな演目があったら、是非行ってみてください♪
今年はちょっと・・・渋い感じではありますが(←眠くなる率が高いかも)。

着物、褒めてくださってありがとうございます。
他の方も落ち着いた雰囲気だったので、このくらいシックでちょうど良かったようです。
注目されたかどうかは分かりませんけれどね~(笑)。
煙が凄かったので、全身燻されたような感じになってしまいました。

帯を違う色にしていれば、もっと華やいだ雰囲気にもできると思うんですよね。
5月限定でしか着られない感じですが、それはそれで楽しみになるかなあと思っています。
色合いは落ち着いているので、年齢を重ねても、長く着られそうです。

「まほろば能楽堂」のご紹介ありがとうございます。

大仙市は、お隣の市です。見に行けます。

 こんな田舎で能楽堂があるなんて知らなかったです。

 ただ、教えていただいたURI、公演の日付が昨年の日付になっていて、あちこち検索しても今年の予定が見当たらないので、会場に直接問い合わせてみようと思います。
今年はないのかなあ・・?でも、来年もあるしね・・、いつか行けますね。

都内もいくつかあるのですね。上京の時には見てみようかしら?ありがとうございます、また新しい世界が開けそうでウキウキします。

ムーコさんへ

こんにちは。
コメントありがとうございます。

「まほろば能楽堂」お近くだったんですね~。
秋田ってどうなんだろう?と思って検索してみたんですが、定期公演もあるようだし、能楽堂があるのは良いな~と羨ましくなりました。

昨年の日付になってたのは気になったんですが、もしかしたら記載ミスってこともあるかも?なんて思いました。
中止の案内も出ていないし、今年も薪能をやるのではないかと。

東京はやはり、沢山能楽堂があります。
国立能楽堂の定期公演などは、当日ぶらっと行っても見られましたよ。
私は学生席とかで観ていたような・・・(←はっきり覚えてないんですが)。
ご興味のある舞台があれば、是非行ってみてください♪

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