先日仕立てたチョコミント色の木綿着物。
暑いので筒袖のうそつき襦袢を下に着ていたんですが、ちょっとオシャレをしておでかけしたい時用に替え袖が欲しいな~と思っていました。
が、しかし。
袖丈をプレタサイズの49センチではなく、他の着物に合わせて52センチにしてしまったので、既製品の替え袖が合わないことに気づきました。
買えないなら、自分で作るしかないか~と思い、チャレンジしてみることにしました。
実は先月くらいに、和裁の知識ゼロにも関わらず、無謀にも裄出しに挑戦してみたのです。
とりあえず、簡単そうに見えたウール単衣から。
ところが、10分くらいしたらすぐに挫折して、そのまま放置してしまいました。
地厚のウールなので、しばらく着ないから良いのですが・・・。
そんなお裁縫苦手な私が、もう一度チャレンジしてみようと思い立ったのが、上の写真にある右側の袖を見たからなのでした。
おそらく麻か綿麻素材のざらっとした単衣なのですが、袖巾がちょうどマイサイズだったので、着物から袖だけ外してみたのです。
替え袖が欲しいなあと前々から思っていたんですが、プレタの替え袖って、袖巾が32センチか34センチ。
私は33センチが欲しいと思っていたんですが、全然見つからない。
袷の季節は普通に長襦袢を着れば良いと思うんですが、さすがにここ数日真夏並みの暑さで、6月になったらどうしよう~と思っていました。
でもこの麻っぽい袖なら、中に着ていても涼しいだろうな。
そこで着物から外して、袖付けの辺りを見よう見まねで縫ってみたら、何故か面白く感じました。
これなら、反物から替え袖も作れるかも?と思ったわけです。
そんなわけで、2日がかりで作ったのが、左側の袖。
木綿っぽく見えるのですが、アンティーク?の正絹染め紬です。
洗い張りされていた反物を、何かに使えるかな~と思って以前買っておいたものです。
チョコミント縞の着物に合わせると、↑こんな感じ。
上が縞柄なので、下は唐草模様でも良いかな~と思いました。
表から見えない所はかなりテキトーですが、それなりに形になったじゃないかと自画自賛。
最初から着物に縫いつけておいても良いかな~なんて思います。
和裁の教本をまったく見ずに、実物を見ながら縫いましたが、和裁師さんってすごいな~と感動しました。
両袖を縫っただけでも、最初よりはマシになっていたので、ひたすら練習あるのみという気がします。
なので、また替え袖に使えそうな反物とかハギレを見つけたら作ってみようかと。
そして、そして! 縫うのに慣れてきたら、今度こそ裄出しに再挑戦してみようと思っています。
袷はともかく、単衣くらいは自分で裄出しできたら良いなあ。
それにも慣れたら・・・浴衣とか単衣着物にチャレンジしてみようかしら。
ちょっとした達成感で、意外なほど夢が広がりました。
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